梅が丘の家から屋根工事の話
梅が丘の家は建前も終わり内部の造作工事に入ってます。
おかげさまで完成を待たずして最終C棟申込みをいただきました。
今回のお客様も当社の構造や考え方をよく理解して頂いての申込でしたので
大変嬉しく思ってます。ありがとうございました。
さて、今回も梅が丘の構造に関するご案内。
屋根の断熱についてです。
壁の断熱材は、知ってる方もいらっしゃるかと思いますが、
屋根の断熱を気にする方は意外に少ないんですよね。
屋根って、陶器瓦やスレート、ｶﾞﾙﾊﾞﾘｭｳﾑなどを使ってる家が多いと思いますが、
当然、太陽の日差しをサンサンと浴びているこれらの屋根材は非常に熱を持つんです。
夏なんかは気温が３０度を超えると屋根は７０度とかになるんです。
ようは、その熱せられた屋根材の熱が小屋裏に伝わって入ってくるんです。
よく夏に、一戸建ての２階は暑いとかマンションの最上階の住戸が暑いとか
聞いたりすると思いますが、それはその屋根材に蓄熱された熱が原因なんです。
その熱が伝わりにくくする為に断熱材を入れて断熱をするんです。
一般的には２階の天井裏にグラスウールという断熱材を敷いている住宅が多いかと
思いますが、この施工ですと２階の天井と屋根の間(小屋裏)は暑くなり湿気が
溜りやすい。その為に換気口をつけるんですが、実際は換気が不十分。
だから夏、２階の部屋が暑くなるんです。
当社では、このような状況を少しでも緩和できるように、屋根で断熱します。
まず遮熱ｼーﾄを屋根の裏側に取り付け熱を遮断します。(下の写真)
このシート、裏側はただのダンボールに見えますが
表側は、遮熱するようにアルミの塗料をコーティングしてあります。
わかりづらいかと思いますが下の写真で見るとシルバー色になってる部分です。
一般的に断熱はしますが、遮熱は当社のこだわりです。
上記のように遮熱して、それから断熱材を施工。
当社はウレタンを現場で発泡します。(下の写真)
これで、屋根材の熱が室内につたわらず、小屋裏も暑くなりにくくなるので、
たとえばロフトや吹き抜けなど設計の幅も広がりますよ。
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